とろとろと頭の内を吐露するブログ。27回目の更新。
最近身体の表面が熱い。涼しい場所にいくとますます熱を持つようだ。余計なストレスが溜まる。
(更新頻度が上がると内容が日記みたくなるのもご容赦いただきたい。)


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大学に入って2つめの課題は宮脇檀先生の名作「松川ボックス」の改修というもの。
自分の中でこのときの作品は少なくともワースト3には入っている。


一昨日の微妙な家族のためのワンルームと似てるかもしれない。
微妙な家族のために大先生の名作を改装するのだ。



設定はどこにでもある、でも問題のある家族。仲の冷えた夫婦と反抗期の子供からなる。


いきなりだがサン・テグジュペリ先生の有名な言葉で
「愛するとは互いに見つめ合うのではなくて同じ方向を向く事」というのがある。
だから部屋を全部中庭に向けて横に並べた。
家族の意識の焦点を家の中心ではなく外側に置いた、ということだ。


今改めて思うが、こういうやり方は一番嫌いなもののひとつだ。
人間関係の図式と空間図式とは別物だと今は思う。
部屋と部屋が向かい合えば部屋の持ち主同士が仲良くなるか。なるわけがない。
同じように家族要員の部屋を横に並べたからと言って家族内でいい関係性が作れるわけがない。


極端なはなし家族のコミュニケーションを生むためには食卓の東側に窓一つ開ければいいのだ。
ったく。


でも冷静に考えるとそれもまったく無意味ではない。踏み込みが足りないか。
部屋が並んだ事によって得られる体験をもっとリアルに想定して設計にフィードバックすれば・・・。
まどうでもいいか。

[rakuten:book:10433613:detail]

正しく読めてれば失敗など無かった物を。いい本。当時の自分みたく頭の悪い学生が読まなければのはなし。