自己満足9割


就活で受けた会社の役員面接で使った模型。(設計演習/コンペ/卒業設計)
A4ぐらいの木箱に平面と断面のコンセプト模型と写真をつめた。
3つ重ねて荷造り紐でしばると楽に持ち運びでき、遠い所からわざわざやって来た感をアピールできるのだ。


とか言いつつも、こういうことやるときは大体ある種割り切って自己満足で進める事にしている。
(この場合木箱を組み立てる事と模型の小ささと無意味な番号シールを張る所がそれ。)
じゃないとテンションが上がらないから。


自分が楽しくやって見る人にも喜んでもらえるならそれ以上の事はないと思う。
なんだけれども、最近研究室の後輩と飲んだときに言われた。
卒業設計の話だが、何かしら結果を競う場では最初から勝ちを意識して闘わないといけない、それができるやつがかっこいいし最終的に勝てるのだと。


まあそれももっともだと思う。目標に向かってストイックに頑張る人はかっこいいです。
でも今回の就活についても自身の卒業設計を振り返ってみてもそうだけど、
俺はあんまり勝負事が好きじゃない。
(勝負事についてくる高揚感みたいなものはいいんだけど人を負かすために必死になるのがなんか醜いと思う。)
だいたい高校でやってた吹奏楽が勝負事的な性質のものではないのだ。
競争相手を負かすための練習メニューを組む事なんかできなくて、
考えないといけないのはいかに聴衆に響く演奏をするかっていうこと。


それよりも俺はただ自分のやりたい事に没頭できる人に憧れる。
「作り続けないと死んでしまう」と言った前川國男だとか
「無限にアイディアがあるから早く描かないと」と言った手塚治虫だとか。
(手塚は他の漫画家が活躍すると嫌味言ったりしてたらしいけど。)
・・・K氏のパンチラインより。


うん。グイード・ミスタみたいにシンプルに生きていきたい。