実家

実家である北海道幕別町札内に三日間帰省した。
親とか友人と飲んだくれたが、一番おもしろかったのが実家に封印していた段ボールの中身だ。
小学校のときに描きまくった漫画がぎっしりと入っている。

他の連中と違ってボール遊びやテレビにあまり興味がなかった俺は
その分のエネルギーを変な空想とそれを吐き出す事に費やしていたらしい。
すなわち漫画描きとレゴブロックと秘密基地遊びだ。

ジャポニカの自由帳をめくるとへたくそな絵が目に入ってきついが、
思考のプロセスが今の自分と同じで行き当たりばったりなのがわかる。
一コマごとに展開を考えているかんじだ。よくそんなんで描いてたな。
だいたい話は毎回完結するのだが苦しくなったり飽きたらぶん投げて次の話を描き始める。

大学に入ってからエスキスするときもそんなかんじで、
封印した遺物だけど自分の原点になってるんだろうとは思った。

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