Portfolio-16-動物園
お盆を親の実家の室蘭と苫小牧で過ごす。
卒業設計の時にも世話になった釧路在住の叔父から。
「普通の人は地元で就職してずっと地元にいる。でもお前は自分の行きたい場所に行くだろ。
親族もそれを認めてるけどな、その分の責任ってのもあるんだぞ。頑張れよ」
と言われた。
こ、これがヘビー級の世界か…さすがに脳が揺れるぜ。
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3年最後の春休みに5人でやったコンペ、環境動物園。未提出。
動物園の檻をスクリーン幕にして、動物からも人間からも互いの影しか見えない状態にするっていう案。
情報を絞ることでより互いの認識を深める、茶室におけるちいさな窓のような発想だろうか。
俺はこの案にどうしても最後まで納得がいかず、なんというか乗り切れなかった。
俺が子供なら絶対動物の全身を舐めるように観察したい。
「その関係性から疑ってみた」と言われてもやはり見たい物は見たい。
当時は芸術インスタレーションみたいなものそのものに対する懐疑があったと思ったけど、
今思えば別にそれはそれでよくて、
結局この場所に行ってどんな気分になるかが問題なのだ。
便利な言葉だけど、魅力的かどうかだ。
動物が見えない動物園はやはりあんまり魅力的だと思えない。
同じ「見えない」でもサファリパークで隠れてる動物を探すのとこれとでもまた違う。
用意され演出された見えなさ、というところにも何か気持ち悪さはある。
結局理屈に人は惹き寄せられないと思うわけだ。
論破されるのと納得するの、どっちで人は動くか?(某NPOのAさんに言われた言葉)
「普通に」考えるのを忘れちゃだめだと思うのです。
下のまちの寄り合い所でもその辺は重視したところです。
さてなんか本でも読むかな。
(↓読んでない証拠としての漫画。)
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脳みそ溶けた。