50cc奥の細道①仙台→飯豊

帰ってきたぜ。
寒い!


走行距離は1,200km。のんびりした足取りで50ccの花子はトラブルも起こさず(警察の目にも触れず)頑張ってくれました。
ではぼちぼち報告を。例のごとく長く書きます。当初の予定といくらか違うコースです。



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■25日
・千歳のラーメン一平は馬鹿うま。サラダ油、赤みそ、白菜がまさに化学反応。おすすめ。
・苫小牧のばあちゃんちでじいちゃんの形見のかっぱをもらう。雨の日に大活躍でした。
・フェリーでたろーとかと将来東京に秘密基地を作る作戦を練る。夢があるっていいじゃない。


■26日
・松島へ行く。人多すぎ。海汚い。変な絵描きに話しかけられ微妙な気分になる。
・でも島のお堂(五大堂)と瑞巌寺はなかなか素敵だった。これで人が少なければ感動ものに違いない。惜しい。




海に浮かぶ岩場の上にこの堂々たるお堂。かっこいい!



瑞巌寺は岩の露出した森の中にある。写真は昔の人のお墓。
お堂は作らない、でもせめて雨にぬれないようにということだろうか。なんとも渋い心意気…と妄想する。



参道の入り口はまっすぐ海に向かってるわけです。とにかく垂直な杉が水平の海(実際は見えないけどあるのはわかっている)と相俟っていい具合です。
でも残念、門のすぐ外はお土産屋と国道。。


■27日
・午後から田村明氏のビデオレターもありの講演。総合性だろ総合性!
冷やし中華発祥の店で冷やし中華を食べる。酸味抑えめのスープで食べ易く具も吟味してあってグッドだけどまあ冷やし中華です。これが王道の「冷やし中華」の限界なのかな…。あと1,300円は正直つらい。
・夜は飲み会。みなさん元気そうで何より。


■28日
・さて本編スタートだぜって感じで早起きし、蔵王エコーラインから山寺を目指す。
蔵王は「霊山」って言葉がそのままぴたりと形容詞になるような雰囲気むんむんの山だった。



山が徐々にかすんで重なるというガチで山水画の世界。乾燥した北海道ではあまり見た記憶が無い。



蔵王不動。どうってことない彫刻だけどこういう山の中にあると不思議と迫力がある。
状況+操作→情動。っていう。



山頂、向こうに見えるのが御釜。霧が晴れて見えるのはラッキーらしいけど普通の火山湖です。
それからそこらの石ころが意味ありげに積んであり霊山臭をぷんぷんさせている。(ブレアウィッチプロジェクトを思い出した。)


蔵王温泉は素晴らしかった。(写真撮れなかったのでwebから拝借)渓谷の川がそのまんま温泉になってるんだね。


・山頂のそば屋の十割りせいろのうまさにもだえる。今まで食べて来たそばは何だったんだ・・・。
・最近話題の山形名物「冷やしラーメン」を食べる。もはや麺類が主食です。普通に冷やしたラーメンで量の多さ以外特筆点無し。


■29日
・朝から雨でテンション下がりつつも形見のかっぱを身にまとい飯豊の山居集落へ向かう。美しい村コンテスト初代王者らしいが普通の農村ってかんじでつまらなくてさらにテンション落ちる。
・山寺に昼到着。
・一旦切ります。