コンペ

先輩からの圧力があったので先日仲間と学会コンペで出した案の一部をご紹介。


全貌は見せません。





森に住むための住宅の集合体。
木のすき間を縫い、
木のような立ち方をし、
木を使って建てる。


スカスカなつくりで光も風も動物も通り抜けるし、朽ちればそのまま土になる。


つまり建っても動物や木々は気づかない。


気づかないけどそこには人が住むようになって社会ができる。


要は人が住む=建設することとその場の環境を維持することの矛盾を克服しようとしたわけです。


最初は「透明な都市」などと大上段に構えていました。
で、人が住むようになるといろいろ森にとってプラスになるようなプログラムを考え、
建物自体も育林装置みたいなものに仕立ててとこちゃこちゃやってるが
ツメの甘さはかなりのもの。なので細かいことは言わない!


まあたまにはこういうメルヘンチックなものもやってみたかったわけです。
ぶかっこうな建築って基本嫌いだけどやってみたら楽しかった。出来は別として。


正直さを主張する矛盾。