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3年の夏休み、おそるおそる初めてのコンペに挑戦した。


北の住まい住宅コンペ。応募点数70程度のちいさなローカルコンペである。
その年のテーマはたしか「あり得ない家」。まあなんでもありということだ。




超単純な提案で、外も中も全面カガミ張りの家を畑か原っぱの中にぽつんと置くというだけのものだ。
こうすれば外観はほぼ消滅するし、内側には外の景色と空が映し出されてほぼ外になる。
つまり内から外から建築は消え去る。でもプライバシーは担保される。
敷地無し、生活機能も無し。


まあ暮らすのは不可能だがあり得ない家だしいいかと。


小学校の課題で指摘された楽観性がここでも如実に
細かい事情はすっ飛ばした方が言いたい事はクリアになる。
今はそれじゃだめだと思ってるが。


この年は先輩たちの作品も4つほど入選していた。
いずれ自分も入賞したいと思っていたがまだできてないのは情けないはなしだ。
今年こそは狙っていこう。