portfolio-13-N

どうも追いつめられているらしい友人。
どうしていいかわからない。
完全な殻に閉じこもって何も見えなくなっている人間をどうしたらいいか。
他人と友人の境界線とは何だ。
今の動機は自分のためか彼のためなのか。
どうも破の碇シンジみたくかっこよくはなれない。


夏休みだし時間をかけて作戦を練る事にした。


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コミュニティカレッジ」という謎の課題。
敷地が与えられ、その意味とか役割を考えさせられる課題だった。
それまでずっと建築の内側で考えて来た分戸惑いがあり見事に崩壊した。


集合住宅まででパクりのやり方をなんとなく覚えた感があった。
例えば集合住宅だと・・・
磯崎新の時間観念
・OMAフランス国立図書館のボイド解法
・テルメバルスの石に穴があいた感じ
・岡山西警察署のファサード分割の手法
槇文彦の集合分散ダイアグラム
ティッシュ箱(嘘)
などなど、たくさん真似してつっこんだ。


今回敷地とプログラムがまずありそこから物を考えるというプロセス。
それまでの積み重ねは見事吹っ飛んでしまい無味乾燥な作品となってしまった。


形式としては長いプランをN字に折り曲げて敷地にのせるというもの。
どうってこたない、普通である。写真もどっかいった。


コミュニティカレッジとかいうものはこの国のどこにも存在しないのでリアリティも無い。
そういうものをイメージできる想像力と経験の蓄積、
既定の問題に対して建築の考え方をこめるしたたかさ、
わからなくなってもぶんなげない根性、
この辺がそろうべきだった。多分