portfolio-17-石山通りの住宅展示場

みなさま先日は誕生日を祝っていただきありがとう。


サボテンとアスパラの名前はつの丸と比呂彦に決定しました。
チベット放浪のckのメッセージには毎朝キスしてます。
東京タワーは基礎杭の打ち込み中です。
トレインスポッティングは額に入れて毎日眺めてます。
寄せ書きはトイレに置くと糞尿の飛沫が当たるのでこれも額に入れてやはりトイレに置きました。
ケーキはあの後リバースしたので「おいしいです、おいしいですサンタマリア」と叫びながらまた食べました。
真ん中バースデイで交換したカツオの煙草、カツオのいいにおいがしたよ。
鍋だって!ディ・モールトいいぞッ!
カーチャン、ドクオいつか絶対帰るから!中川郡に帰るから!


半分くらい嘘ですがみんなへの感謝の気持ちこれは本当です。
寄せ書きもトイレじゃなくてベッド脇に飾ってあります。
お前らありがとう!!!!!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


庄ちゃんから問い合わせがあったのでついでにポートフォリオシリーズ再開。




石山通りの住宅展示場のデザインコンセプトについてのローカルコンペ。
考えてたことは25日の日記に書いたようなことがまずあったわけです。
なんか半透明のもやもやしたものが会場を満たしているようなものにしたいなと。
で木造住宅の展示だったから木とか森みたいな感じにしようと思ったわけで、
それらのイメージがなんとなく重なったのもあり絵のような雰囲気が思いついたというのが流れで。


で、木とか森とか自然的な物の形だけ持ってくるのも物足りないので
背後に存在する目に見えない物も形にできる方法を考えた。
磯崎先生が本の中で都市と建築について語る時に形態論じゃなくて観念論まで行っちゃう癖があるんだよと
語ってるのがなんかかっこいいなというのもあり。
自然の場合観念っていうのはおかしいかもしれないけど。


ところで欲求が空間を支配してるっていう面では現代都市も自然も同じなんじゃないかと最近思う。
その質が違うってだけで、結局一定の制約がある中で各個体が好き放題やってその結果というか、
K教授の言うウンコみたいなものが現代都市空間であり自然空間であるっていう。


生物の基本的な存在目的が個体数を増やす、テリトリーを拡大することにあるとしたら
企業も似た所があるだろう。
増殖のために必要なのがエネルギーか資本かっていう違いがあるだけで。


・・・


で、コンペで考えてたのはその背後にあるルールとか目的意識の一致みたいな物を空間に落とした時、
やはり一定のルールのある空間が生まれて来るだろうということ。つまり自然空間はランダムではない。
課題には「ガイドラインみたいなのを考えてください」とあったのでつながりそうな気がした。
なので単純に、森林の形をそのまんまトレースして細切れの木材で充填するっていうルールを設けた。


裏コンセプトは「森林の幽霊(ゴースト)」。


住宅は結局木を殺して細切れにして作られる。っていうことの暗示と
なんか半透明な空間にしたいって言うのが英語の「ghost」とかぶってたから。
あと外形のコピーっていうのも地獄先生ぬーべーにあった幽体離脱のイメージと重なる。




と、そんなこんなで作って出したら予算足りるわけねーだろと怒られた。

それでもちょっと取入れてくれたのが先日の天井だったわけです。

現実って厳しい。

空間へ—根源へと遡行する思考

空間へ―根源へと遡行する思考

空間へ―根源へと遡行する思考

再挑戦中